無謀にも「20分文章書き耐久テスト」でヱヴァ:破の感想をネタバレ要素がたぶん入りつつ書いてみるテスト

おもしろそうなのでMK2てんちょの「20分文章書き耐久テスト」に便乗して、見たばかりのヱヴァ:破の感想を書いてみることにする。
その前に予防線をひとつふたつ。
(1)20分で論なんか立てられないので見たメモ程度に扱ってもらえるとありがたいような気もするしそうでない気もする。
(2)これまで完全に情報をシャットアウトしてきてたので、事前に知っていた情報は「マリというメガネっ娘巨乳が出る。しかも坂本真綾が声」だけ。感想のブログとかも一切見てないのでかぶる可能性は大きい。
(3)文末統一? なにそれ食えるの?
ではいきます。


(ここから)
公開から遅れること3ヶ月、ようやっとエヴァを見てきたのです。
なんでこんなに遅れたかというと、なんというか基本的に貧乏なので、最近はやりの入替え制って奴が嫌いなのです。あんたねえ、2食分の金出してなんで、ってことですよ。文化的ではありませんね。
それはともかく基本的にネタバレです。そうじゃないのなんて書けないですから。

まずいちばん気に入ったのはTVや旧劇では崩れていたエンターテインメントとシリアスのバランスが非常によく整っていたこと。前半での初号機のバンク走りとか非常に「おお」とさせられたし。それがあってこそのラストに向けての「あなた自身の願いのままに」だったり「来い!」なわけで。おれはこのシーンを毎回見て涙がにじむことに気がついて悔しいやらああまだ人としての感情持ってるなという安堵とかあったり、いろいろ考えさせられたのでした。そういえばあのラストのシーンってヤシマ作戰のラストと構図が似てますよね。いや絵の構図ではなくて。なんつーのか、ソナタ形式で言うところの拡大部とでもいうか。
そうだ、レイがとても感情を持った人間に描かれているのにも驚いた。アスカは人形と揶揄ったが、昔を知っている人にはとてもそうは思えない。
ああ、もう10分経った。
じゃあ逆に悲しかったところ。それはもちろんアスカだよ。「男の戰い」でトウジではなくアスカが乗り、「涙」でレイが侵食されたはずの使徒に汚染されてしまう。LASに代表されるようなアスカシンパではないおれですら、彼女を気の毒に思ってしまう。なんというか本気で「これはひどい」と声をあげそうになったことか。すいません、それはさすがにウソです。映画館で声を出さないくらいはたしなみを持っております。
じゃあ、救いはあるのか。とここまで書いてきてふと気がついた。そのキーはネブカドネザルの鍵ならぬ、マリが持っているのではないだろうか。おおお、おれ、いまの今まで「マリの存在意義ってなに?」って思ってたんだけど、こうやって文章にしたらなんかひらめいてしまった。勝手にだけど、マリ+式波=惣流なんじゃないかと思った。その片鱗はいくつかある。例えば今回アスカと加持は会話をしなかった。その分が、マリと加持の会話に流れていったのではないか。
序の展開を拡大しながらストーリーを拡大し、TVエピソードとしては「涙」まで破では消化したわけで、リッチャンの言うところの「世界の終わり」がどうなるか楽しみ。公開終了までにもう一度見に行く。
(ここまで)

短いようにも見えるけど、これ確実に1000字越えてるよね。自分をほめよう。自分しかほめる人いないし。