非コミュなおっさんがニコカフェとリナカフェに行ってきたよ!

タイトル通り(笑)。
当日は朝8時に仕事を終えて家にも帰らずそのまま電車に乗って秋葉原へ。東京メトロ末広町についたのは午前9時半。さっそく現地に赴くと、着々と準備をしている様子。なので記念に写真を1枚。Twitterにあげるとその数分後にはなんかReTweetされてしまう。それってどういうこと!?
開店は11時で、まだまだ時間があったのでらんぷ亭で牛丼を食い、その隣のマックで一服。まだまだ時間があったので久しぶりにアキバをぶらぶら。いい感じにヒマをつぶしていざ入店。入ってみると意外に席数が少ないことに気づく。これで事前にいろいろ計画を立てていたことができるのか不安になる。とはいえおれは一介の客なんでそんなことは気にしても無駄なんであった。ということで、そぼろのごはんとニコリッチを注文。ごはんはとてもおいしかった。が、見ているかぎり店員をしている人のオペレーションがすこぶる悪い。悪いというか、店員をしているという自覚のないままに店員をしているというか。これはなんというか実に見おぼえのある光景である。これは「文化祭の模擬店」だ。店員も客も内輪なんである。
落ち着いたところで店内を見回す。おれの席の横にいた2人組以外はもう、すべてが顔見知りであったように見えた。あとからやってきた人も店員や円卓にいる人と「ちわーっす」「ああ、どうもどうも」的なノリ。つまり、単独行動おれだけ。もうこれってどんなアウェイっていうか、おれここにいてもいいの? な空気。いやもう、こんな居心地のなさを感じたのは久々のことで、内心かなりゾクゾクした。いや、おれMじゃないですよ。ということで早々に退散、末広町マンガ喫茶で仮眠を取る。
3時間ほどで目が覚めて、再び活動開始。またニコカフェ行ってもよかったんだが、ここであえてリナカフェ行ってみるのもテかなと南下する。行ってみると、そこにはなんとありむーが。以前会ってるのであいさつしてもいいかなと思ったのだが、どうも横の人と熱心に語り合っている様子なので辞退する。あとから調べてみると、どうもその人がうわさの(うわさ?)まなめ王子らしい。いや、確定はできないのである。なんてったって顔を知らないし顔出しNGらしくネット上にもそのご尊顔は出ていないからである。ただ言えるのは、濃いグレーのハーフコートっぽいジャケットを着てショートカットでメガネしてたやや面長の人だった、と。(←本人のブコメで否定されたので別の方のようです。つまり王子の顔はこれでまたまったくわからなくなったわけで)
リナカフェにも円卓があってそこに彼らは陣取っていたわけなんだが、そのメガネの人の顔の広さはもうなんというか異常という形容がふさわしい。だって、はじめまして的な動きがまったくないのである。いやなんというか恐ろしい。ありむーも腰を低くしてなにやら名刺交換をしていて実に社会人な行動を取っている。その様子が楽しくて楽しくてついつい長居してしまうが、この日も夜は仕事だったので、(向こうの)宴たけなわな最中にリナカフェ退出、そのまま仕事に向かい、仕事を10時間やってから実に36時間ぶりに帰宅する。
誰とも会話することがなかったものの、実に楽しい時間であった。というわけで、けまらしい様子を離れたところでニヤニヤ見ているのもすっごく楽しいよ、というお話でした。

──と、それだけで終わってもいいですけどね。
翌土曜日の夜というか帰宅して即ぶっ倒れて目が覚めたらニコ生とUstreamで反省会のようなものが行われてて、おれもそれを見た。そこで「文化祭の模擬店」とコメしたのは実はおれなんだが、これはネガコメでもあり、そうでない面もあったりする。通常の飲食店的な志向でいえば今回のはまったくその域に達していなかった。ただ、知己のみ通用する「場の提供」を第一意とするならば、それはそれでアリであるとも言える。しかし、これは知己、つまりこれまでにニコニコ界隈においてなんらかのアクティビティを見せ、しかも名前と顔が一致したもの同士という条件になってしまう。それを割り切ってしまうのも方法ではあるのだが、それだと、当初のコンセプトであろう「誰でも」という点は切り落とさざるをえない。
これに対する解決策として放送では「RFIDタグ」やクラスタ別シートなどの提案が行われていた。その中でおれもひとつ提案らしきものを出したのでここに文字として残しておくことにする。
店内DJの積極的活用である。この場合のDJとはクラブとかで用いられる近年のDJという意味ではなく、古来から日本のラジオで用いられている用法としてのDJである。店内ではニコニコ動画がずっと再生されていた。ならば、それをメインに据えてしまえばいい。
DJは自分の流したい動画をリストアップ、さらにトークネタを用意しておく。そして当日はリクエストカードを用意し客に配布する(店員が水を持っていったときにカードと筆記用具を渡す)。客は流してほしい動画とその理由あたりをカードに書きこみDJに「投稿」、DJ(もしくはADとか構成作家的な人)はそれをチョイス、その動画を紹介するときに店内にいるであろうそのリクエスト客にコメントを求める。その「放送」はUstなりニコ生なりねとらじで配信する。ねとらじの場合はJASRACあたりでヤバいかもしれないが、それは運用フェーズでの話なので割愛する。
これならば有名無名を問うこともなくなる。他の人が声をかけるきっかけにもなる。そうすればあとは逃げるもよし(笑)、ネト充に走るもよしと自由である。
いわゆるDJに限る必要もない。たとえば1月にやった「ニコニコ動画データ分析研究発表会」みたいなプレゼンをしたっていい。リアル「歌ってみた」だっていい。ここで「週間ランキング」を生発表とかだっておもしろそうだ。あれ、それなんて「ポーリータイム」? 言われればそうね。でもそこのもっと双方向性を入れたものを営業時間中ずっとやろうよってことなんである。唯一の問題は「誰がDJやるんだ」ってことくらいなんだけど、そこはそれ、なんとかなるんじゃないですか? 顔広い人たち多いし(笑)。
なんだろ、ジャズ喫茶とか名曲喫茶のニコニコ版という考え方なのかもしれんとここまで書いてきて思い至った。まあ、おれが欲しているのはそういうものなのかもしれません。
次回の開催を楽しみに待っています。